塗り替え工事の工程 -下塗-(建築・リフォーム事業部)
- 10月 25, 2016
- 10:59 pm
こんにちわ、塗装担当の髙井です。
さて先週に引き続き塗り替え工事の工程のご紹介、今回は下塗の工程です。
洗浄と養生・準備作業が完了しいよいよ塗装の本工程に入っていきます。
ですが、その前にもう一度、塗装面にに大きな凹凸がないか?窓枠などのシールが劣化していないかなど、最終の確認を行います。
仕上の美しさにも影響しますので、不具合を見つけた場合はしっかりと補修していきます。
サイディング目地のシールの打ち替えなど、塗装をしてしまうと工事が困難になっしまう工程もここで行っていきます。
すべての確認が完了したらいよいよ下塗、シーラーを塗布していきます。
下塗で使用するシーラーにはいろいろな役割があります。
主に塗装面と上塗塗料との吸着をよくする接着剤のような役割や、上塗塗料の吸い込みを抑え塗膜を均一にし色むらをなくす役割などが代表的です。
ほかにも塗装面に浸み込んで硬化し下地を強化するタイプのもの、表面のヤニやアルカリを抑えるものなど塗装面の状態や環境、上塗塗料の性質にあわせてたくさんの種類の中から選定します。
もともと濃色の壁を薄い色に塗り替える場合など、元の色が透けて出てしまわないように一度塗装面を真っ白にするカラータイプのシーラーもあります。
下塗で手を抜いてしまうと塗膜の剥離や変質などの不具合がおきる場合があります。
塗り替え工事が完了すると見えなくなってしまう部分ですが、いなくてはならない裏方さんのような大切な役割をしています。